生活に彩りを、趣味を作ろう。

テレビやネット配信、CDなどで落語を聞いてみたけど、生で聞いてみたいなら「寄席(よせ)」がおすすめです。
寄席では、たくさんの噺家が入れ替わり立ち替わり出てきます。かける噺(はなし)もわかりやすいので、落語初心者でも大丈夫。
寄席には老若男女問わず大勢のお客さんが集まり、時には立ち見が出ることも。ぜひ、一度行ってみてください。

そもそも寄席って何?

寄席とは落語・講談・浪曲・漫才など芸能を観客に見せる劇場です。また基本的に寄席とは小屋そのものを指しますが、興行自体を指すこともあります。
前座の落語から始まり、漫才や手品などの色物と呼ばれる演芸、二つ目の落語と続き、最後に真打が登場します。

寄席は毎日開催

寄席は毎日やっています。昼の部は正午前から、夜は午後5時ごろから始まります。基本的には入れ替え制ではないので、一日中楽しむことも可能です。
お正月は通常より多くの演者が出る顔見せ興行というものがあり、そのときは1日三部構成になることがあります。
寄席のプログラムは上席(毎月1日~10日)、中席(毎月11日~20日)、下席(毎月21日~30日)で内容が変わります。
初めて寄席に行くなら、知っている噺家が出演する日を選ぶといいでしょう。寄席は小さいところが多いので噺家が身近に感じられると思います。

寄席に行く格好は?

寄席に初めて行くときに気になるのが服装です。和服を着ないといけないのかと思うかもしれませんが、普段着で大丈夫。
近所に出かけるようなスタイルでイメージしていいでしょう。
寄席には会社帰りのスーツ姿のサラリーマンもいれば、夕涼みの格好で来る人もいます。
伝統芸能といえども気軽にみられるのが寄席なのです。

寄席についたら

入場料は寄席の入り口にある「テケツ」で支払います。テケツとは切符のチケットがなまったもので受付という意味です。
寄席では入場料を「木戸銭」といい、2,000~3,000円が相場になっています。
昼席と夜席に分かれていますが、入れ替えなしで昼席から夜席まで落語を聞くことも可能です。
寄席では飲食自由ですが、アルコールはNGというところが多いようです。

寄席のマナーについて

面白いと思ったら、素直に笑って大丈夫。目立とうとして笑うところではないのに大声で笑ったりすると噺家はリズムが狂ってしまい非常にやりにくくなります。
できれば目をあわせようとするのもやめておきましょう。
基本的に寄席は自由な空間です。他のお客さんや出演者に迷惑をかけないように気をつければ問題ありません。

こんな記事も読まれています