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光岡自動車が販売するSUV「バディ」が人気です。
2021年11月に発売されおよそ1年で900台に達し、2022年中には1,000台を超える見通しになったと同年6月23日に発表しました。
当初予定していた年間150台の生産計画でしたが、予約段階から想定を大きく上回る受注となったそうです。
ミツオカといえばゼロワンやオロチなど、車体から自社開発してきた日本最小の自動車メーカー。
ただ、今回のバディはトヨタRAV4をベースにエクステリアをモディファイしたもので、モチーフは1970~1980年代のアメリカンSUVです。
これまではクラシカルなデザインでパーソナルユース趣向が強いミツオカのラインナップにバリエーションが加わりました。

古き良きアメ車のようなルックス

バディのフロントセクションはグリルバンパーや灯火類を含めて、ボンネットからサイドフェンダーまですべて専用部品に取り換えられています。
シボレー「K5ブレイザー」あたりに原点を求めたデザインであることは一目瞭然です。
それなら、オリジナルのK5ブレイザーに乗ればいいのではと思うかもしれませんが、この年代のK5ブレイザーは中古を探してもありませんし、あったとしても維持費を考えると相当な出費を覚悟しなければなりません。
一方、RAV4に備えられたミリ波レーダーやソナーセンサーはきちんと移設されていて、トヨタの安全性機能も損なわれていません。
つまり、1970~80年代のアメ車と現代の日本車のいいとこどりをした車といえるでしょう。

内装はRAV4のまま

そんなバディですが、メカニズム部分は手を加えられておらず、内装もそのままRAv4。
ロゴがトヨタからミツオカやバディにかわるくらいです。
バディの価格は549万4,500円ですが、RAV4の価格から190万円上乗せした価格設定になっています。
事実上エクステリアデザインのみとなりますが、それをどう捉えるかは人それぞれです。

納期短縮のため車両製造を委託

ミツオカは職人の手作りによる少量生産が特徴のメーカーでしたが、バディの好調を受けて受託生産を行うことになりました。
車両委託製造についてトノックスと三菱ふそうバス製造の2社と基本合意したと発表。
これはバディの納期短縮を実現するためのものです。
当初予定していた年間生産台数150台の5倍に達し、納期が長期化していたため。
これによって現時点の納期が2年だったものを1年半程度へ、6カ月ほど前倒しできる見通しだそうです。

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