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ピクルスの魅力

マクドナルドなど海外チェーンのファストフードでは、必ずといってよいほど「ピクルス」を加えるかどうかが聞かれます。
中にはどうしてもそのピクルスが苦手で、購入時にはあらかじめ抜いてくれるように頼んでいる人もいるのではないでしょうか。

日本人にとってはあまりなじみのない食べ物であるピクルスですが、平たくいえば酢を使った漬物のことです。
漬物といえば和食ではおなじみの食品ですが、ピクルスはもともとヨーロッパ地域で考案されたものであり、和食の漬物とはかなり製法が異なります。

ピクルスにも大きく二種類があり、発酵させるものとそうでないものとがあります。
日本で言うところの浅漬とぬか漬けの違いのようなものなので、そうした風味の違いも味わってもらいたいところです。

一般的には短時間で発酵させずに漬け込むものをアメリカンタイプ、乳酸菌などで発酵させるものをヨーロッパタイプとしています。

ピクルスは日本の漬物同様それ自体にしっかり味がついていることから、マヨネーズやドレッシングなど高カロリーの調味料を添付せずに野菜を食べられるというメリットがあります。
基本的にピクルスにはオイルなどカロリーの高い素材は使われないので、全体的なカロリーはかなり低く、海外ではダイエット食として使用をされていたりします。

乳酸菌を使って発酵させることにより、腸によい食品になることから、ハンバーガーなど消化がよくないものの付け合せに使われることもよくあります。
お腹が空いたときに食べる間食としてもよく使われており、お菓子やフライドポテトなどと比べて栄養価が高く低カロリーですむ、というところが大きな魅力なのです。

自宅でできるピクルスの作り方

ピクルスはもともと欧米の家庭食品であったこともあり、自宅で簡単に作ることができます。

必要な器具としてはまず密封ができるガラス容器で、そこにたっぷりの野菜を詰め込むようにして作っていきましょう。
ピクルスに適した野菜としては、ズッキーニやカリフラワー、れんこん、玉ねぎ、にんじん、ミニトマトというようなものがあります。

ちなみに輸入食品でよく見かける、ピクルスとなっている小さなきゅうりのような野菜は「ガーキン」と言います。
ガーキンはメキシコ産のきゅうりのことで、指先くらいのサイズにしかならないことと、味がほとんどしないということが特徴です。

日本においては生のガーキンはあまり多く流通していませんので、まずはできる野菜から試してみることがおすすめになります。

作り方としてはまず一口大にした野菜をピクルス液(酢、砂糖、塩など)に漬けて一旦沸騰させ、そこに野菜を入れて再沸騰させます。
その後、粗熱をとってから密閉容器に入れておけば、数日で食べごろになるでしょう。

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