珍しいバス用品であるバスボムの魅力、楽しさ
バスボムとは、浴槽内に入れると炭酸ガスを出しながら少しずつ溶けていくタイプの入浴剤のことです。
わかりやすいものとしては、市販されている「バブ」など固形タイプのものがあります。
なぜ「バスボム」と呼ぶかというと、普通の入浴剤の場合はお湯に入れた時には数秒くらいで溶けてすぐに形がなくなってしまうのに対し、バスボムは完全に溶けるまで時間がかかり、その間ガスを発生させることから、まるで爆発しているかのように見えるからです。
入浴剤として使用をすると、浴槽からボコボコと泡が立って行く様子を見ることができるので、完全に溶けるまでの時間を楽しむことができます。
また、スーパー銭湯などで「炭酸泉」という体に空気が浸透して熱を逃がしにくくするお湯を見かけることがありますが、バスボムにも似たような効果を期待することができます。
といっても専用の器具を使って炭酸を発生させている施設のものと比べれば微々たるものではありますが、それでも通常の入浴剤と異なり、お風呂上がりになんとなくほんわかと体が温まったような感触があるでしょう。
バスボムにもいくつかの種類があり、香りや効能を使い分けすることができます。
季節によってお気に入りの色や香りを選ぶことで、毎日の入浴タイムを楽しく彩ることができるでしょう。
自宅でのバスボムの作り方
購入してもバブなら1個数十円なのでそれほどお得というわけではないのですが、バスボムを自宅で手作りすることができます。
自宅で作る場合、自分でお気に入りの素材を使うことができるだけでなく、化学反応を応用した自由研究のような楽しみがあるものです。
バスボムの材料としては、重曹、クエン酸、片栗粉(もしくはコーンスターチ)、水、それに固めるのに使う容器といった程度のものです。
そこに色や香りを添加するためのハーブやアロマオイル、はちみつや牛乳、ドライフラワーなどをお好みで付け加えていきます。
作り方の手順としては、重曹100gに対してクエン酸50g、片栗粉50gを加えてよく混ぜ合わせたところにアロマオイルなどを少量加えます。
そこに水を少しずつ加えて、ダマにならないようにしっかり混ぜ合わせていきましょう。
この時、水を一気にたくさん入れてしまうとそこで発泡反応が起こってしまうので、ごくごく少量ずつ入れていくことがポイントです。
少しずつ水分を調節していくとしっとりとしたペースト状になるので、それを型の中に入れてぎゅっとおしつけるようにして成形します。
半日くらい時間をおいて、乾燥させれば固形になっていれば完成です。
あとは好きなときにお湯へ入れて使いましょう。
香り成分はそのままにしておくと逃げてしまいますので、すぐに使わない場合はビニール袋などに入れて、しっかり密封しておいてください。