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中高年を中心として人気を集めているのが「御朱印集め」です。
御朱印とは、全国各地にある神社や寺院へ参拝した記念としていただけるものです。
ただ最近では御朱印をスタンプラリーのように考えて、敬意の欠けた行動を取る人も見受けられます。

では、御朱印集めをする際にはどんな点を銘記しておくと良いでしょうか。

御朱印の由来とは

御朱印は納経印とも呼ばれ、もともとはお寺において写経を行った人が、その写しを奉納した際の証明書として受け取っていたものです。
この習慣が時代と共に変化し、今では参拝や参詣をした証明書として配布されています。

ただし、一部の寺院では写経を納めた人にのみ御朱印を配布するという伝統を固く守っています。
御朱印に記載されているのは、参拝した日付や寺院の名称、本殿の名称などです。

御朱印集めをする際のマナー

御朱印は単なるスタンプではなく、神社や寺院が発行しているれっきとした証明書です。
ですから、受け取る際にはきちんとしたマナーを守ることが大切です。

1つ目は「きちんと参拝すること」です。
最近では境内に入るなり、「御朱印をください」と依頼する人が少なくありません。
これは施設に対する敬意が欠けた行動とみなされます。

「御朱印帳を準備すること」も大切です。
メモ帳やルーズリーフなどに御朱印の記載を依頼するのはマナーが欠けていると判断され、大抵は断られてしまいます。
また、神社と寺院の御朱印が混在している場合にも、記載を断られることがあるので注意しておきましょう。

3つ目の注意点は「待っている間の態度」です。
御朱印帳に記入してもらっている間は静かに待つようにしましょう。
物を食べたり、許可を取らずに記入している様子を動画で撮影する事などはマナー違反なので避けましょう。
また、受け取る時にはきちんとお礼の言葉を述べるのも大切なことです。

参考>>http://gosyuinbito.com/archives/1091

御朱印集めの魅力とは

御朱印は神社や寺院によって、形式が大きく異なるものです。
力強い書体で書かれた御朱印もあれば、植物や動物をかたどった可愛らしいデザインのものもあります。

1つ1つが手書きで作られるため、文字の濃淡や印の押し方・位置などはその都度異なってきます。
そのため、まったく同じものを2つ手にすることはできないわけです。

同じ神社であっても複数の書き手がいる場合には、それぞれ趣の異なる御朱印ができることになります。
こうした多彩なバリーションを楽しむことができる、という点が多くの人を引き付けている理由です。

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