車庫入れの基本を守って確実に駐車する

車を運転するのが苦手という人が挙げる、運転の嫌なポイントの一つは駐車です。
狭いスペースに車を入れるというだけでも難しいのに、隣に車があるとなるとさらにストレスが増し加わって、パニックになってしまうという人もいるでしょう。
そこで、安全かつ楽しく運転できるようにと、HONDAがおすすめの車庫入れ方法を紹介しています。

まず基本となるのは、ハンドルを操作するという動作とバックするという動作を一緒に行わないということです。
ハンドルを動かしながらバックをすると、頭が混乱してしまって適切な動作を取れないことがありますので、バックをするということとハンドルを操作することを分けておこないます。
また、確実に車庫入れができる手順を覚えて、その手順をなぞるということも大事です。

駐車スペースに入れるための角度作り

決まった角度で駐車スペースに車を入れていくことで、確実に車庫入れできるようになります。
そのためにも、バックでスペースに車を入れる前に、適切な角度を作ることが大事です。

まず、70センチ程度の幅を開けて車を駐車枠に平行にしたら、自分の体と隣の駐車スペースの端が同じくらいになるように車を移動させます。
その状態で車を静止させてハンドルを左にいっぱいに切ったら、ゆっくり車を動かしましょう。
車の右側の延長線が、入れたい駐車スペースの角に当たるようになったら、また車を停めてハンドルを戻します。

これで駐車スペースへの適切な角度ができますので、後はゆっくりとバックしていきます。
そして、右後ろのタイヤが駐車スペースの角の上に来たら、車を停めてください。

後は車庫の中に入れるだけ

駐車スペースの角に右後ろのタイヤを乗せた状態で、ハンドルを右にいっぱいに切ります。
そしたら、その状態でゆっくりとバックをして車が駐車スペースにぴったりと収まる角度まで動かしましょう。
そこまで来たらまた車を停め、ハンドルをまっすぐに戻します。

後はそのままゆっくりとバックしていくだけです。
このように、要所要所で車を停めてハンドルを動かし、その後またバックするという動作を繰り返すだけで、確実に車庫入れができます。
アクセルの動作とハンドル操作の動作を別々にすることで、頭も混乱せず落ち着いて駐車スペースに入れられるというのがメリットです。

バックが苦手という人は、途中でどうしたら良いか分からなくなって混乱してしまうことが多いので、とにかく落ち着いて車を動かすことが大事です。
また、前方後方に障害物や人がいないかどうかを確かめながら、安全に注意して車庫入れをするようにしましょう。
この方法に慣れると、車庫入れも怖くなくなります。