オートミールは手軽でありながら栄養価が高く、健康・美容に意識の高い層から支持を受ける食べ物です。
白米をオートミールに置き換えると腹持ちがよく痩せるといわれていますが本当でしょうか。
オートミールがダイエットに最適なのか解説します。
オートミールとは
オートミールとはえん麦(オーツ麦)という麦を食べやすくシリアル加工したものです。
加工されたオートミールはロードオーツとクイックオーツの2種類に分けられます。
ロードオーツは粒が大きめで水でふやかした後でもプチプチ感が残るので、お米の代用品に最適です。
クイックオーツはロードオーツをさらに細かく粉砕して調理しやすくしたもので、粘りが出るのでおかゆやリゾット、お好み焼きに加工しやすくなっています。
オートミールはダイエットに向いている?
オートミールは低GI食品のため、ダイエットに向いているといえるでしょう。低GI食品は糖質の吸収が遅く、食後の血糖値の上昇が緩やかになります。
消化もゆっくりなので腹持ちがよく、ダイエットに不足しがちなたんぱく質や鉄分、ビタミンB1も多く含まれているのが特徴です。
また、オートミールは1食あたり約30g(105kcal)、白米だとお茶碗一杯が150g(234kcal)なので置き換えるとカロリーが半分で済みます。
これが筋トレ愛好者やアスリートに好まれる理由のひとつですが、さらに栄養分も豊富です。
食物繊維が豊富
100gあたりに含まれる食物繊維は11gです。同じ100gだと白米が0.3g、玄米が1.9gなのでオートミールは食物繊維が豊富であることが分かります。
オートミールに含まれる水溶性食物繊維のβグルカンは、悪玉コレストロールのLDLを減らし、消化期間内の良性細菌を増やす効果があります。
オートミール30gだと1色で3.5gの食物繊維が摂取できる計算です。
オートミールをダイエットとして食べる上での注意点
オートミールは毎日食べても問題ありません。しかし、間違った食べ方をすると逆効果です。
1食30gを目安に調理する
ダイエットに適しているといっても食べ過ぎてしまうと意味がありません。そのため、1食あたり30gを目安に調理しましょう。
オートミールは食物繊維が豊富な分、食べ過ぎると下痢の原因となります。
3食オートミールはおすすめしない
ダイエットのため3食オートミールにする人がいますが、栄養が偏ってしまうのでおすすめできません。
他の栄養も考えてオートミールだけを食べるのはやめましょう。